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「そもそも論点ズレてない?」とは?ブレないための2つのコツ

こんにちは!
株式会社エイチームライフデザインで、人材領域のコンテンツマーケティングを担当している小澤です。

最近誰かに「そもそも論点ズレてない?」と言われませんでしたか?

私は会社に入ってから何度もあります。(そもそも学生時代から)

そもそも〜と言われると、「え、考え方間違ってたの?」「もしかして全部やり直し?」など焦るものです。

今回はこの「そもそも論点ズレてない」とはそもそも何なのか、防ぐにはどうしたらいいかを説明していきます。

論点ズレてない?=解くべき問題間違ってない?

私が「論点ズレてない?」となる事に対する解決策を知ったきっかけは、「論点思考」という本を読んだことでした。

この本では、「論点=解くべき問題」として解説されています。

論点がズレているというのは、考え方とかやり方のレベルが低いのではなく、そもそも解くべき問題の導きが間違っているということだと説明されています。

論点を導く流れ

論点を導くには、基本は以下の流れで行います。

  1. 事象(分析でわかった事実)を把握

  2. 仮説(事象から導き出される自分なりの考え)を立てる

  3. 論点の候補が出る

※分析の前に仮説を立てるというやり方もありますが、今回は分析→仮説立ての流れで説明しています。

論点ズレを防ぐために意識したい2つのこと

「論点ズレ」を回避するためには、以下2つを意識してください。

  1. 事象自体を論点にしない・あくまでも仮説の材料にだけ使う

  2. 論点は解いてインパクトがあるものを選ぶ

①事象自体を論点にしない・あくまでも仮説の材料にだけ使う

事象自体を論点にしないというのは、事象の裏側にある本当の問題を見極める必要があるということです。

事象はあくまで仮説を立てるための材料であって、論点ではありません。

例えば、サイトへの流入が減少した場合、そもそも訪問者が減ったことを論点にしない、ということです。

「流入が減ったから流入を増やす」を論点にしてしまうと、解像度が低い論点になってしまいます。

事象の裏側にある本当の問題を考えると、サイトへの流入が下がった(事象)に対する論点は複数考えられます。

【論点候補】

  • 流入が下がることで、送客・申込数が減り売り上げが落ちる

  • 流入が下がることで、売上減少につながり、担当者の評価が下がる

  • 流入が下がることで社員のモチベーションが下がり、仕事の質の低下に繋がる

②論点は解いてインパクトがあるものを選ぶ

論点は解いてインパクトがあるものを選びましょう。

つまり、目的に対して最大の影響を与える問題を選択することが重要です。

解決できない、または影響が小さい問題は論点として不適切です。

例えば先ほどの例なら、どの問題を解けば最大の影響が出るかを考えることで、論点を決めることができます。

【論点候補】→論点は複数考えられるけど、どれが一番インパクトを作れるか?

  • 流入が下がることで、送客・申込数が減り売り上げが落ちる

  • 流入が下がることで、売上減少につながり、担当者の評価が下がる

  • 流入が下がることで社員のモチベーションが下がり、仕事の質の低下に繋がる

論点(解くべき問題)を見つけるためにはロジックツリーを使おう

論点を導き出すための仮説の立て方です。

仮説の立て方は色々ありますが、問題箇所の特定・原因分析・解決策を立てるのが目的なら、ロジックツリーを使うのがおすすめです。

ロジックツリー:要素を分解して問題や原因・解決策を見つけたいときにおすすめな深掘りツール

  1. 問題箇所を特定する「Whatツリー」:事象の何が問題になっているのか

  2. 原因を分析する「Whyツリー」:問題で特定した事象はなぜ起こっているのか

  3. 解決策立案「Howツリー」:原因分析で突き止めた問題をどのように改善してくべきか

また、ロジックツリーは「MECE」や「グルーピング」を使うことで作りやすくなるので、試してみてください。

  • MECE:漏れなくダブりなく要素を整理する

  • グルーピング:事象をグループ化してわかりやすくする(例えば記事品質、更新速度、デザインなど、、)

この辺りの改善フレームワークは、以下の動画が非常にわかりやすかったです(特に7分30秒〜)。

【注意!】論点(解くべき問題)は変化する・進化する

「事象を把握→仮説を立てて論点を把握」が基本の流れですが、論点は常に一定ではありません。

  • 論点は変化する:解くべき問題は途中で変わる可能性がある

  • 論点は進化する:解くべき問題を考えていくうちに、もっと良い問題を思いつく可能性がある

最初の論点について改善している内にアップデートが来て、取り組むべき問題が変わることもあります(マーケティングあるある)。

色々分析して、仮説立てて検証繰り返して、もっと良い論点が見つかる可能性もあります。

論点からズレてしまう(解くべき問題からズレてしまう)のは問題ですが、柔軟に対応できないのも問題です。

論点は変化・進化することを頭に入れて、いま取り組むべき最大の問題を炙り出していきましょう。

まとめ

  • 論点=解くべき問題

  • 事象を論点に置かない

  • 論点(解くべき問題)を解いて、目的への効果が最大にならないなら、それは論点ではないかも

論点(解くべき課題)を間違わないために、仕事の効率を最大化するために、少しでもお役に立てれば幸いです。

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