【意外と理解してない?!】Instagramでフォロワーが増える3つのKPI
こんにちは、株式会社エイチームライフデザインが運営するサイト、「イーデス」のSNS運用を担当している西と立石です。
「イーデス」は2022年11月にリニューアルしたサイトです。
サイトのリニューアルにあたりインスタグラムでの情報発信を開始しました。
Instagramを通してフォロワーさんに有益な情報を発信しようと心がけていたことで、おかげさまでフォロワー数も着々と増加してきました。
ですが、サイクルが上手く回らないときには、フォロワーが増えなくなってしまうときもあります。
そしてそのような時には、フォロワーが増えるロジックを因数分解して、どこに原因があるのか?を特定しなければなりません。
それを因数分解した結果、フォロワーを増やしていくために抑えるべきKPIを3つに絞ることができました。
今回はその3つのKPIと、それらをどこから見ていくべきか?を共有していきます。
Instagramでフォロワーが増える流れ
Instagramで新規フォロワーを獲得するフローの大半が、「投稿を見る→アカウントのプロフィール画面に来る→そこでフォローする」というステップを踏みます。
(投稿から直接フォローすることもできますが、その行動をする人は意外と稀なようです。)
フォロワーの増加数を因数分解すると、プロフィールアクセス数とフォロー率になります。
プロフィールアクセス数とは、アカウントのプロフィール画面に来訪する人の数です。
対してフォロー率とは、プロフィールページにアクセスした人の中から、どれくらいの割合がフォローしたかのパーセンテージになります。
プロフィールアクセス数に関してはさらに要素を分解できます。
そのため、インスタグラムでフォロワーを増やすためには、
フォロー率を上げる
プロフィールアクセス率を上げる
リーチ数を増やす
上記の3つの指標を改善するしか方法はありません。
リーチ数・プロフィールアクセス率・フォロー率の3つのKPIのうち、どこに問題があるのか?はアカウントによって異なります。
まずはこの3つのどこが悪いのか、自社アカウントの健康診断から始めましょう。
これら3つのKPIの中でも、改善しやすいものから順番に解説していきます。
①フォロー率を上げる
フォロー率の改善とは、プロフィールに来てくれた方々がそこからフォローしてくれる割合を上げるという意味です。
そのためには、アカウントのプロフィールページを見て「フォローしたい」と思えるような魅力的なプロフィールに仕上げることが必要です。
ですがプロフィールページで改善できることは、決して多くはありません。
改善できるポイントは以下のたったの5点に絞られます。
アイコン
名前/ユーザーネーム
自己紹介
ハイライト
プロフィールグリッド(フィード)
1.アイコン
まずはアイコンについてです。
アイコンはわかりやすく、他と差別化されたアカウントのアイデンティティが伝わるものを設定しましょう。
企業で運用するなら、サービスやブランドで使用しているアイコンが一般的ですし、個人で運用するなら、自身の写真やイラスト、動物などのキャラクターイラストをアイコンに設定する方も多いです。
インスタグラムでは、普段からフォローしているアカウントでも「アカウント名はわからないけどアイコン画像は覚えている」という方も多くいらっしゃいます。
なので「オシャレでかわいい」などの印象でありきたりな画像を選んでしまっては、アカウントのことを覚えてもらえないリスクもあります。
自アカウントの世界観や雰囲気が伝わり、他とかぶらない個性が出せるようにアイコンを心がける必要があります。
また頻繁にアイコンを変更すると、フォロワーから見て知らない人をフォローしている状態になるので、一度決めたアイコンはあまり変えないほうが無難です。
2.名前/ユーザーネーム
ユーザーネームは自分の名前+発信ジャンルでつけるのが一般的です。
イーデスでは、まずは「イーデス」という名前を知ってもらうこと・そして企業が運営していることで安心して見てもらえることを願って「e_desu_offcial」としています。
名前はサービスやブランドの名称があればその名前をつけます。また検索時にアカウント名が表示されるので狙っているジャンルの名称もつけるのもおすすめです。
イーデスでは「節約」のジャンルで運用しているので、
【公式】イーデス / 知って得する節約の情報👀
という名前にして、「節約」で検索をかけたユーザーに対して名前が引っかかる設計にしています。
3.自己紹介
自己紹介で記載することは以下の内容を組み合わせています。
他のアカウントに対してフォローすることで得られるメリット
安心感・信頼感を与えるための要素
見てほしい外部ページへのリンク
また、ごちゃごちゃと書くと見づらいため、分かりやすく簡潔に箇条書きで記述すると親切です。
4.ハイライトを充実させる
ハイライトは、アイコンやプロフィールグリッドに色味やデザインを揃えると世界観が統一されて見やすく整いました。
ハイライトにはおすすめの投稿だったり、外部へ遷移させたい内容を載せるのが一般的です。
5.プロフィールグリッドにこだわる
いわゆるフィード投稿の部分のことです。意識する点は以下の3つです。
世界観が統一されているか
プロフィールグリッド上で見やすいか
発見タブに露出したときの目立ち度合いは問題ないか
これまでの投稿のラインナップが見た人にとって魅力的であることが伝わらなければ、そこからフォローされることはありません。
また、一つ一つの投稿は良くても、デザインがごちゃごちゃしていて見づらかったりすると、フォローを躊躇する人も出てきてしまうでしょう。
そのため、プロフィールページで投稿が大量に並んでもすっきりとした見た目になるように、フィード投稿の扉絵はデザインをする必要があるでしょう。
ただし、プロフィールグリッド上での見やすさを意識してオシャレに・文字を小さくなど変更すると、発見タブ上では目立ちづらくなる傾向があります。
この点は、それぞれの投稿ジャンルや世界観に沿って模索するしかないでしょう。
②プロフィールアクセス率を上げる
フォロワー外の人にリーチしても、プロフィールに来てもらえないとフォローされません。そのためプロフィールに誘導することが大切です。
プロフィールアクセス率を上げるための方法を2つ紹介します。
プロフィールに来る動機を作る
自分をメンションする
1.プロフィールに来る動機を作る
プロフィールアクセス率を上げる1つ目の方法は、投稿内にプロフィールへ遷移させる動機を作ることです。動機を作る方法は細かく分類すると3パターンあります。
投稿内で関連投稿の紹介
投稿の途中で関連する投稿を載せることでのプロフィールアクセス率があがります。
インスタには投稿から投稿へ遷移させる方法がないため、他の投稿を見たいと思ったら一度プロフィールを経由するしかありません。
プロフィールを経由させることで結果的にプロフィールアクセス率増加に寄与します。
背表紙での次回予告/関連投稿の紹介
最終ページで次回予告や関連投稿の紹介をするのも一つの手です。
関連投稿の紹介は前述したとおり、気になればプロフィールに遷移してくれます。
次回予告については、次回の投稿が見たい場合、そのアカウントをフォローしてくれる可能性もあるでしょう。
そのためダイレクトにフォロー率に影響する施策といえます。
ハイライトにURL設置
おすすめ商品などのサイトのURLを外部リンクとして設置しハイライトにまとめておきます。
投稿のなかで当該商品がハイライトにあることを訴求することで、ハイライトを見るためにプロフィールへの遷移をしてもらえます。
2.自分をメンション
プロフィールアクセス率を上げる2つ目の方法は、自分をメンションすることです。
投稿内のメンションで、自分に向けてメンションしておくことで、投稿とみている方にとっては、よりスムーズにプロフィールページに遷移することができます。
表紙にメンション
背表紙にメンション
キャプションにメンション
などいろいろな場所からメンションを飛ばすことができるので、ぜひ試してみてください。
上記2つが投稿においての代表的なメンション方法です。
③リーチ数を増やす
フォローしてもらう・プロフィールに来てもらうなどの前には、まずは自分の投稿をフォロー外のInstagramユーザーに見てもらわなければなりません。
そのためには「フォロー外のリーチ数」を伸ばさなければなりません。
まずはリーチ数が伸びる仕組みについて軽く触れておきましょう。
フィード投稿において、リーチはまず既存フォロワーに対して露出します。その後反応が良いとどんどん広がっていき、最終的に外部(発見タブやおすすめ投稿)に露出します。
そのため、まずは既存のフォロワーさんに受け入れられる投稿を作っておくことが、フォロー外へのリーチ、ひいてはフォロワーの増加につながるわけです。
フォロワーにエンゲージメントをもらう方法
そのためまずはフォロワーに対してエンゲージメントされるコンテンツを作っていく必要があります。
フォロワーからエンゲージメントを獲得するために行う代表的な施策は以下のとおりです。
まとめ系コンテンツなど役に立つコンテンツを作る
数値分析を行い、フォロワーが求めているコンテンツに投稿を寄せる
ストーリーズなどでコミュニケーションを取り、フォロワーの反応率を上げる
以上のような施策を実施し、既存フォロワーからの反応をアップさせましょう。
発見タブでの露出方法
既存フォロワーでの反応が取れたなら、その後発見タブなどの外部に露出していきます。
発見タブ上での重要になる点は以下のとおりです。
発見タブでのクリック率が上がるように表紙を目立たせる
投稿が最後まで見てもらえるように投稿内でもサクサク読めるよう設計する
より長い時間読み込んでもらうための工夫をする
上記の施策を実施することで、発見タブでリーチが伸び続けてバズにつながります。
まとめ
Instagramでフォロワーを増やすための3つのKPIについて紹介しました。
フォロワーが増えないといっても、その原因はさまざまです。どこが問題なのか要素を分解して改善していくことが大切だと思います。
これからもインスタを運用していくうえで得られたノウハウを発信していきますので、見ていただけると幸いです。
また、エイチームライフデザインのnoteでは、コンテンツマーケ・アドマーケ・ブランディングデザインなどのノウハウや社内事例を紹介していますので、ぜひフォローやスキをいただけると幸いです(一緒に働ける仲間も募集しています🎉)。
本記事をご覧いただきまして、ありがとうございました!
※この記事は2023年7月時点の画面をもとに記載しています。